財布をめぐる冒険


今度は財布を買い換えた。


以前は小銭入れだけで、札は無造作にポケットに突っ込んでいたのだが、ケータイとスマートフォンを二台持ちするようになって、ポケットの数が足りなくなった(笑)。


最初に買ったのは、ノーマディックのこの財布。

ノーマディックは、元々バッグを探している時に見つけたブランドで、「移動(街歩き、ビジネス、トラベル、コスメ、ステーショナリー)をテーマとした生活雑貨」をテーマに、いろんな種類のバッグをはじめ財布、ペンケースなど、いずれも収納性にきわめて富んだ製品を作っている。
サイトではその収納性がイラストで説明されていて、こだわりを感じさせる(製品にも添付)。

しかしこの財布、使っているうちに気になってくるのが、財布を開くたびにベルクロのテープをベリベリと剥がさなくてはならないこと。
毎度やっているとこれが意外と面倒だし、半年も使っているとベルクロテープ自体がだいぶ傷んできた。
そこで考えたのが、いちばん使用頻度の高い小銭入れを外側に配置したタイプにしたらどうだろうかということだ。
そこで買ったのが同じノーマディックのこの製品(色はまたイエロー)。

これだと、小銭入れが外側についているので、いちばん頻度の高い小銭の出し入れにいちいちベルクロを剥がす必要がない。
カードが2、3枚入るポケットも外側にあるので、これも都合がいい。


しかしまた半年が経って(笑い)、今度は小銭入れと札入れの位置関係が悪いことが気になりだした。
コンビニなどで買い物をして、まず小銭入れを引っかき回す。足りないときは財布をひっくり返して札入れから札を引っ張り出すのだが、この時小銭入れのファスナーを開けたままにしておくと、小銭がこぼれ落ちそうになってしまう。
小銭と札を組み合わせて支払うことも多いので、札を出すために一度ファスナーを閉じてしまうとこれがまた面倒だ。


カード入れの向きもよくなかった。一般的にカードは上から入れるタイプのものが多いと思うが、この財布ではカード入れが右に90度傾いていて、横から入れるようになっている。札入れから札を取り出そうとすると、札入れの口が右側にくるように財布を90度傾けて持つかっこうになるが、このときカード入れは下に向いた状態になってしまうのだ。せめてこの状態で上を向いていてくれればかえって使いよくなったかもしれないのだが・・・。


ノーマディック以外の財布もいろいろ探してみた。希望はなるべく薄型で、かつそんなに値段が張らないこと。本革製のものは好みでないし、やたらと高級な財布を持つ趣味もないので、値段は安い方がいいのだ(またすぐ買い換えるかもしれないし^^;)。
例えばこんな財布を見つけた。

[rakuten:vanilla-vague:10372295:detail]

なかなかオシャレで(希望はオレンジ)、値段もそこそこ。小銭入れは外側にあるし、ベルクロテープも使ってない。
しかし、最後まで迷ったのだが、これも小銭入れと札入れの位置関係はあまりよくないし、カード入れの向きもよろしくない。


ということで最終的に選んだのがコレ。

実はこの財布、小銭入れは内側にある。それでもベルクロでとめるタイプではないので、取り出しにくさはない。
結局最初のノーマディックの財布も、小銭入れが内側にあることが問題だったのではなく、ベルクロをいちいち剥がさなければならないことが問題だったのだ。実際、小銭入れが外側にあったとしても、札やカードやその他のものを取り出すには結局ベルクロを剥がさなければならない。しかも、小銭入れを外側に持ってくると、どうしても札入れとの併用に問題が起こってくる。


という訳で、ベルクロなし、小銭入れ内側タイプのコレに決めた。
ちなみに、カード入れは正しく上から入れる方式になっている。着脱可能なカードケースもついていて、プラス4枚のカードが収納できるが、かなり厚みがましてしまうのでこちらは使っていない。
カラー展開が黒かグレーしかないのがいまひとつだが、これまで気に入って使っていたイエロー系の財布は汚れやすいのが欠点だった。毎日なんども取り出すものなので、どうしても汚れやすい。ここはあえて黒もいいかと思って、頭を切り替えることにした。


という訳で、この2年ほどの財布探しはここに一応の終結をみたことになる(たぶん)。