2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

第4コーナーを廻った

この2年取り組んでいた会社の基幹システムがいよいよ4月から動きはじめる。 過去何年にも渡っていろんな人が取り組みながら、いろんな事情でその都度頓挫してきた難事業?だった。 その度毎に部分的には関与しながらも、中心にいないために歯がゆい思いで眺…

なごり雪と子どもの寝顔

夢うつつに「なごり雪」を聞いていた。 高校から大学にかけてフォークギターを弾いていたので、ご多分に漏れず「なごり雪」もよく歌った歌だった。 目が覚めると、ラジオはもう別の曲に変わっていた。もぞもぞと布団から抜け出し、セーターを来て立ち上がる…

ぼくの手帳術

ちょっと前に手帳ミックスの話を書いた。その後の活用も含めて実際の使い方をまとめて紹介しよう。 ○ダイアリー クオバディスのABP1。打合せのメモはこいつに書き込むことにしている。 1日1ページのダイアリーになっているので、その日のページに書き込んで…

クオリア降臨

茂木健一郎「クオリア降臨」の一節、 世界の歴史を振り返ってみれば、そこに現れるのは数限りない悲惨であり、不運であり、断腸である。…(中略)およそこの世に生を受けた人間には、世界のありさまを直視しようという姿勢がある限り、もののあはれを感ずる…

モノづくりへのこだわり

「はてな」のブログでこんな話をするのも何だが(笑)、はてなの近藤社長の本が出た。このところ近藤社長の話を本やウェブで読むことが多いのだが、彼の話のいいところは読む者を元気にしてくれるところだ。 ぼくの場合、(前にも書いたように)元気になると…

民主化、平和、人権…

キーワードと言えば、「人権」もひとつの「キーワード」だ。 人権と言えば左翼が好む言葉だが、人権という概念をどう受けとめるかについてはあまり省みられたことがない。 どんな議論をしていても、人権と言われた瞬間に勝負はついてしまうから、省みられる…

キーワード思考の危うさ

遅ればせながら「新選組!」をビデオで見ている。 時代がら「攘夷」という単語が頻出する。 当時「攘夷」は一種の流行思想で、猫も杓子も尊皇攘夷だったとか。坂本龍馬も近藤勇も最初はみんな攘夷の志士としてスタートした。 「幕府が腰抜だから、異人の奴ら…

Web2.0と現代思想

「Web2.0」という概念が、ウェブの世界を席巻している。 昨年あたりからだろうか。GoogleやアマゾンがAPIを公開しはじめ、誰もがその巨大なデータベースを自分のプログラムの一部に取り込んで使いこなせる土壌ができて、ウェブがまた急速に面白くなってきた…

統計とクオリアと社会政策

教育という見地からものを語ろうとすると、どうしても進歩主義的な論調になる。 世界の捉え方に上下関係を持ち込み、上を(先を)目指そうという話になる。 たぶんそれが教育の本質なのだ。 教育という概念そのものが、進歩主義と切っても切り離せないものな…

中沢新一「アースダイバー」を読んで

中沢新一によれば、都市とは自由の場であるという。 都市の出発点は多くの場合「市(いち)」にあるが、市こそはモノを日常のしがらみから解き放って交換する場所であった。 そこでは、文化と文化が出会い、古い関係が解消されて、新しい関係がつくられるの…